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高齢出産体験記について

こんにちは、管理人のpicoです。
40歳初産の不安でいっぱいだった時、高齢出産された方のサイトを廻り励まされ、私の体験が誰かの参考になるならと、また慣れない育児で煮詰まった自分自身のストレス解消に、「気ままにママ」というHPを開いたのが2001年の7月でした。
皆様の投稿で作る「高齢出産体験記」もその流れで出来ました。
私自身が妊娠中にネットで調べる時、リスクの確率や「高齢出産は心に余裕が出来る」などの教科書的な情報よりも、実際の体験者の声が聞きたかったからです。

それから数年がたち、皆様からお寄せいただいた高齢出産体験記も100件を超えました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
高齢出産に伴う問題は、限られた数の体験だけでは語れない部分もありますけど、様々な方のお話を読むうちに、自分がどうしたいのか答えが見えてくることもあるのではないかと思います。

高齢出産になった理由は人それぞれだと思います。
ご投稿の体験記は無事にご出産された方がほとんどですが、中には辛い選択をされた方も、すべての結果を受け入れた方もいらっしゃったはず・・・。
このサイトは決して高齢出産を勧めるものではありません。
でも、高齢出産になられた方、なろうとしていらっしゃる方を心から応援しています。

2016年1月追記…2001年にはじめたこの体験記集ですが、年月が経つほどに高齢出産に対する見方や、出生前診断にあらたな検査方法が出来たりとずいぶん変わってきております。古い情報もあるかと思いますので、参考としてご覧いただけたらと思います。
2023年8月追記…HP「気ままにママ」は2023年9月をもって閉鎖いたします。

※数が多いので、カテゴリを以下のようにわけております。
<出産時年齢> 30歳代   40歳代
<お子さんの人数> 1人  2人  3人以上
その他・・・上記に含まれないもの
管理人より・・・管理人からのお知らせなどです
体験記募集・・・高齢出産体験記募集のページです
例:37歳出産で二人目が高齢出産の場合は、【30歳代】の2人のカテゴリに入ります。(注:各体験記の年月日はお寄せいただいた日です。)
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No.108 D30さん 37歳、41歳

1.出産年齢  性別  高齢になった理由
第一子(女)37歳5ヶ月
第二子 (男)41歳9ヶ月

結婚が36歳、その後すぐに第一子妊娠となりました。第二子は、仕事復帰、その他諸々の理由から計画したのが40歳直前。そこから1年で3回流産し、41歳になった直後の4回目の妊娠で出産にたどりつきました。
第二子妊娠までの間、夫は不妊治療は受けない、授かったら授かったで、授からなかったらそれはそれでという方針だったので専門クリニックへは結局一度も行かずでした。ただ、私は自分にできることはしようと漢方飲んだり、鍼灸院に通ったり、自宅でお灸したり、アーモンド食べたり、ルイボスティー飲んだりと自分が良いと思ったことはしていました。

2.出産の方法  分娩所要時間  出産の感想
二人とも普通分娩でした。分娩所用時間は、第一子、14時間、第二子、5時間。第一子は良い助産師さんに恵まれ、上手くリードしてもらったので1回いきんだだけで出てきてくれ、これでお終い⁈と思うほど。ただ産後は貧血がひどかったです。第二子は3,800g近くあり少し大きかったせいか3回いきんだ後、出てきました。大きかったせいか、やっぱり痛かったです。。でも産後は貧血もなく体の戻りも早かった気がします。二人ともとても安産でした。

3.出生前診断の有無  出生前診断についての考え
第一子の時は、授かった命、どんな子でも産んで育てる!と思っていたので検査は受けませんでした。第二子の時は、年齢が年齢なのと、流産歴もあるため、とても悩みました。通院していた病院では出生前診断の説明会が定期的に開催されていたので参加しました。新型出生前検査含め、各検査について医師から説明がありました。その後、夫婦で話し合い、(親の意思で子供の命を終わらせることはできないと考え)その子の命を尊重する(検査はしない)ことにしました。正直、妊娠する前はやはり障害があると育てるのも大変だろうし、親がいなくなった後も心配…と感じ羊水検査をしたらどうかと考えていました。また染色体異常が分かっても出産するという前提で検査をしようかとも考えましたが、医師から、陽性だった場合、結果を知った後に妊娠を継続するのはとても辛いことなので、産むと決めているのであれば、検査は受けないほうが良いだろうと言われました。妊娠後は、ただひたすら祈るのと、あとは受け入れるしかないという思いで過ごしていました。検査をして何か分かった時にお腹の赤ちゃんを諦める自信もなかったのと、赤ちゃんがお腹に来てくれた幸せを大事にすることに集中しました。

4.高齢出産のメリット、デメリット
メリットは、仕事でのポジションがある程度できていたので復帰しやすかった。自分のやりたいことを沢山やった後だったので楽しんで育児ができた。
デメリットは、やはり体力がないこと、高齢のため流産が続き二人目出産までに時間がかかったこと。妊娠、出産、育児はやはり少しでも若いほうがいいなぁ〜と実感しました。

5.その他
とにかく可愛い子供たち♡年齢含め色々な面でもう一人は無理だと思うので、今、3ヶ月の下の子は泣いても何してもとにかく可愛く、短い赤ちゃん時代を楽しみたいと思っています。若かったら、3人、4人産んでみたかったかな。

テーマ : 高齢出産のついて - ジャンル : 結婚・家庭生活

No.107 D29さん 43歳

1.出産年齢  性別  高齢になった理由
43歳で妊娠、女の子です。今11か月です。
結婚したのが41歳で、遅くなりました。

2.出産の方法  分娩所要時間  出産の感想
出産方法は、帝王切開でした。
児頭骨盤不均衡で、帝王切開に切り替えました。
脊椎麻酔が痛かったのと、手術後お腹が痛くて辛かったです。
また、出血量が多くて、術後に貧血で何回か、入院中倒れました。
妊娠生活は大変でした。
妊娠糖尿病になり、血糖チェックと食事制限がつらかったです。
子どもは大きめになり、帝王切開になるなど、高齢だといろいろ問題が起こるのですね。

3.出生前診断の有無  出生前診断についての考え
出生前診断はしませんでした。
自然妊娠だったので、妊娠したのは奇跡と考え、どんな子が生れても育てるつもりでした。
出生前診断は、両親の考え方なので、出生前診断が悪いとは思いません。
思ったより、子育ては大変で、もし、障害を持つ子だったら、私は子育てできるかわかりません。
私も、2人目ができていれば、おそらく行うと思います。

4.高齢出産のメリット、デメリット
メリットは、精神的余裕がある。
仕事はある程度ポジションを得ているので、産休で休んでも、後で取り戻すことができた。

デメリットは、子育てをする体力がないこと。
毎月のように風邪をひき、治りが悪い。
髪の毛がたくさん抜け、生えてこない。
出産後、老化が進んだように感じる。
保育園でおばあちゃんに間違えられた。

5.その他
子どもはかわいいです。体力はついていかないけど。
おばあちゃんに間違われないように、ダイエットに励み、産後太りを解消しようと頑張っています。

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No.106 D28さん 35歳

1.出産年齢  性別  高齢になった理由
第一子:34歳5ヶ月で自然妊娠、35歳0ヶ月で出産。
性別:男児。
25歳で結婚し漠然と30歳までには子供を持ちたいと考えておりましたが、28歳の時に転職。転職先が忙しい職場だった為、中々子供を持つに至りませんでした。
そんな中34歳で再転職し、その5ヵ月後に妊娠。職場の規定で在勤2年以上でないと産・育休は取れない為、ギリギリまで働いた後退職となりました。

2.出産の方法  分娩所要時間  出産の感想
出産時間:14時間、吸引分娩
出血量:多量(500ml以上)
産道から赤ちゃんの頭が出かかった時に回旋異常が判明し、最終的には陣痛誘発剤を使っての吸引分娩となりました。
助産師さんには回旋異常は100人に1人の割合と言われましたよ。
また私の呼吸法が下手くそで赤ちゃんに酸素が行き渡らなかったため、分娩中は常に酸素マスクも装着していました。
朝8時ちょっと前、吸引分娩+助産師さんが私のお腹を(相撲の張り手のように)プッシュプッシュして、やっと出産。
嬉しさというより疲れてグッタリ、叫びすぎたせいか声も枯れ喉はカラカラ。いきみ過ぎたせいか痔も…。
これが産みの苦しみなんだと実感すると共に、立会い分娩にしなくて良かった(主人が血や痛みに弱いので…)と妙な事を考えていましたね。

<出産について、あなたの感想も(思ったより辛かった、楽だった等)、お聞かせください。>
前述の通り呼吸法や陣痛の痛み逃しが下手で、お産は果てしなく続く地獄の苦しみのように思いました。
常に過呼吸のような状態になり、口にタオルをつけていました。

3.出生前診断の有無  出生前診断についての考え
掛かっていた病院がカトリック系のためか、出生前診断については特に何も言われませんでした。
助産師さんに相談したところ、滅多にする人はいないと笑い飛ばされましたね。
ただ、自分でネットや書籍で色々調べてかなり不安ではありました。
今、ちょっと調べると色々ネガティブな情報が出てきてしまうので…。
なおその病院では40歳以上の妊婦さんでどうしても望む場合のみ行っているようです。

<また出生前診断について、意見があればお聞かせください>
せっかく授かった大切な命を数%の確立で発生する病気の為に天国に返してしまうのか、ハンディキャップを背負ったお子さんを育てる大変さから逃げる道を取るのか。
倫理観や死生観にも関係する、とてもデリケートな問題だと思います。
最終的にはご両親の判断に委ねられると思いますが、神様の領域を犯すような事をしていいのかな…という気持ちはあります。
世間的には「羊水が腐る」発言をした某タレントさんのように、高齢出産=障害児を産む…みたいな風潮がありますが、立派に産まれてくる確立の方が遥かに高いんですよね。どうしてそれをもっと取り上げてくれないかな。

4.高齢出産のメリット、デメリット
メリット:社会人経験が長く、恋愛・遊び・旅行や趣味と一通りは経験(笑)しているせいか、育児のフラストレーションが溜まりにくい事でしょうか。
若いママさんだと「同年代の他の子は遊んでいるのに私は…」と思ってしまう事が多いように聞いています。

デメリット:おじいちゃまおばあちゃまも高齢の為、あまり頼りに出来ないこと。また妊娠時に退職している為、再就職が難しい事です。
また他の方も書いておられますが、第一子が大学を卒業する前に主人が定年退職を迎えてしまうので経済的な不安もややあります。
育児や産後の職場復帰がしやすい環境になったら(EX:ビジネス街のオフィスビル何件かに一件の割合で託児所を設ける、地域の元気のあるお年寄りにボランティアばあやさんになってサポートしてもらう等)もっと積極的に子供を作る人も増えてくるのではないでしょうか。

5.その他
出産前は、レストランでお子さんを泣かせているママさんなんかを見ると、正直鬱陶しい気持ちになっていました。
でも産んでみるとやっぱり我が子は愛おしく、泣き声すらも可愛く感じます。
妊娠中は、もし出産の際「赤ちゃんを助けるか、お母さんを助けるか」みたいな状況になったら私は構わないから赤ちゃんを助けて…と思い詰めていました。
今は、この先何があってもママが守り抜いてあげる…という気持ちでいっぱいです。

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No.105 D27さん 37歳、42歳

1.出産年齢  性別  高齢になった理由
第1子・・・36歳8ヵ月
第2子・・・42歳11ヵ月
29歳のときに結婚し、その後は仕事が忙しく,子供をもてる状態ではありませんでした。
36歳くらいになって、夫婦ともに余裕がもてるようになり、国内・海外旅行をはじめとする夫婦の時間を楽しむゆとりができた
ところで、第1子懐妊がわかりました。
第一子を出産後は、妻である私はすぐに第二子が欲しかったのですが、仕事と育児の両立に苦戦し、結果として第二子は43歳ぎりぎりでの出産となってしまいました。
二人の子供はいずれも男児であるため、可能でしたら第3子として女児を授かりたいと考えています。
今から思うと、高齢出産になってしまったのは、
1)妻の仕事が忙しかったこと
2)子供がかわいいと知らなかったこと
3)女性の出産年齢に限界があることを実感していなかった
の3つが原因として挙げられます。

2.出産の方法  分娩所要時間  出産の感想
第1子は39週6日目に経腟分娩で出産、第2子は全前置胎盤であったために、32週から大学病院に管理入院し、37週3日目に帝王切開で出産しました。
第1子の陣痛の時間は18時間、第2子の手術時間は3時間強であり、2.5リットル弱の出血量でした(手術前の出血はありませんでした)。
第1子は自然妊娠、第2子は体外受精による妊娠でした。

3.出生前診断の有無  出生前診断についての考え
超音波によるNTの長さから出生前検査は不要との主治医の指示に従い、出生前診断はしませんでした。

4.高齢出産のメリット、デメリット
メリットとしては、精神的な安定感、経済的な余裕、職場での融通があげられます。
デメリットは、ハードな子育てをこなすための体力が不足していることと思います。
夫婦の定年退職後の経済状況も不安です。

5.その他
第2子が全前置胎盤による帝王切開であったため、次の出産まで1年は間をあける必要があるようです。
しかしながら、高齢出産によるタイムリミットも近づいているため、時間を逆算して動く必要があることを実感しています。
具体的には、第2子と同様に対外受精を予定して、準備をはじめようとしています。
同じような体験をしたかたがおられましたら、是非、アドバイスをお願いします。
子育と仕事の両立は大変ですが、赤ちゃんは本当にかわいいです。
高齢出産・高齢ママなので、体力的にはきついですが、確立してきたキャリア・仕事と家庭における母親業の2足のわらじをはける幸せを実感しています。
可能であれば、高齢出産をしないほうがよいと個人的には考えていますが、結果として高齢出産になってしまったのであれば、情報収集をきちんとした上で、前進してみるのもよいのかもしれないと考えています。
女児を希望しているため、可能であれば第3子の出産を計画しています。

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