No.9 Iさん 35歳
2002/07/20 CATEGORY/【30歳代】 1人
1.出産年齢 性別 高齢になった理由
36歳直前のギリギリ35歳。3248グラムの女の子を出産。理由は、34歳で同棲したから(爆)。
母子手帳を貰いに役所に行った時、ついでに婚姻届も出しました。
ハッキリ言えば、出来ちゃった結婚って奴です。
2.出産の方法 分娩所要時間 出産の感想
普通分娩で産みました。
分娩所要時間は、母子手帳を見ると、約17時間50分と書いてある(本当か??)。
土曜日の朝、定期検診に行った際に入院と言われ、実際に出産したのが月曜日の昼。入院3日目の、超スローなお産でした。
検診に行った時点で、15分間隔での痛みがあり、予定日を過ぎていた事もあって、先生から入院を言い渡されました。
痛みはまだ耐えられる程度のものでしたが、すぐ産まれるだろうとタカを括っていたものの、翌日になっても子宮口が全く開かない状態。
分娩監視装置をつけてみると、その時点で陣痛は4?5分おきにちゃんと来ている。しかも結構強い陣痛で、かなりの痛さ。
しかし何故か子宮口は1センチも開いておらず、先生からは「取りあえず退院してもいいですよ」とか、看護婦さんからは「ゴロゴロ寝てばかりいるからお産が進まないのよ。裏の公園でも散歩していらっしゃい!」などと言うヒドイ事を言われ、半泣き状態に(4分おきに陣痛が来てるのに、のんびり公園なんか散歩できるかー!!)。
結局、お産が進まない事を理由に、半強制的に外出許可を与えられ、一旦自宅へ帰らされる事になりました。(腹が痛いので、何とか退院だけは勘弁して貰った)
夕方病院へ戻り、更に翌日の朝、やっぱり子宮口は2センチしか開いていないので、人工破膜と言う奴で、看護婦さんに手を突っ込まれて人工的に破水させられました。
すると、水のクッションが無くなった為、胎児の頭で子宮口が押し広げられ、どんどん子宮口が開き出し、あっと言う間に7センチ。
同時に激痛も急激に来て、『無痛分娩にして下さい?!!』と、のた打ち回り泣き叫ぶ中、その日の昼に出産となりました(結局看護婦さんに騙され、無痛にはして貰えなかった)。
正直な感想は、痛いので出産はもうイヤです(T_T)。
覚えている事と言えば、死ぬほどの激痛と、出産の時に看護婦さんに力いっぱいみぞおちの辺りを押された事。下から赤ちゃんも出るかもしれないが、口から内臓が飛び出そうで死にそうだった。 マジで、ヤメテ?!と叫びたかったっす。
会陰切開は、切られた感覚はありましたが、麻酔をされたのかどうかはわかりません。でも、痛くはなかった。それより抜糸の方が100倍痛かった!余りの痛さに、待合室まで聞こえる大声で泣き叫びました(マジ)。
私は入院3日目での出産だったので、入院した時に剃毛と浣腸されたのですが、剃毛はともかく、浣腸は出産前にもう一度かけて欲しかった……(この意味、察して下さいね…泣)。
3.出生前診断の有無 出生前診断についての考え
羊水検査をしました。
親戚の知り合いで羊水検査をした女性が二人いて、二人ともダウン症と診断された為、結局子供を産まなかったと言う話を聞き、親戚の方からも「お金にはかえられない」と言われ、病院で一応話を聞いてみる事に。
「染色体異常と判明した場合、中絶するんですか?」と言うような先生の言葉を予想し、それに対してどう答えていいのかわからないまま、取りあえずと言う感じで先生に羊水検査の話を聞いてみたのですが、予想に反して「ああ、検査できますよ」の一言だけで、ちょっと拍子抜け。
しかし「料金は10万円です」の言葉に、思わず「ほえ!?」と奇声を上げてしまった私。あまりの高額さに、震え声で「か、家族と相談を」と言い、そのまま走って自宅に帰りました。
これは、ちょっとボられてるのではないかと一瞬思いましたが、先生曰く、検査をアメリカの大学に出しているので、この金額になってしまうとの事。
結局、旦那と協議の結果、やはりお金にはかえられないと言う事で、羊水検査を受ける事に決めました。
院長の説明によると、不安要因があって(家族に染色体異常がある場合など)病院側から羊水検査を勧めた人でも、実際に染色体異常がある人は40人に一人くらいの割合だとか。
週数が進んだ方が危険が少ないと言う事で、実際に中絶できるギリギリの時期に検査結果が出る日程を組まれ、検査を受けました。
検査自体は15分程度だったけど、針を刺され、お腹の深い所に鈍くてかなり不快な痛みがある検査でした。
検査の時、モニターに映る胎児は相当激しく暴れていて、先生の一人がお腹の上から胎児を押さえていたのが印象に残っています。
私が緊張していたせいかもしれないけど、もしかしてお腹の胎児は、自分の身の危険を察知して暴れていたのかな?そう考えると、生きようとする命の強さって凄い。
出産を終えた今考える事は、羊水検査を受けた事を、私は将来この子に言う事が出来るのか?と言う事でした。
子供から「検査で異常があったら、私を産まなかったの?」と聞かれたら、どう答えて良いかわかりません。
出生前診断は、したい人はすればいいけど、今後、万が一間違って私が妊娠するような事があったら(あの痛さはもう味わいたくないので、取りあえず次は考えていませんが。T_T)、私はもう検査はしません。
縁あって私の所に来てくれた尊い命に、もう負い目を感じたくない。
どんな命でも、この世に産まれてくるだけの生命力に満ち溢れているのだったら、障害を持っていても頑張って生きて欲しいし、私もそんな命を大切に育てたいと感じました。
4.高齢出産のメリット、デメリット
メリットは、経済的に余裕がある事。子育て自体は、高齢だろうが若かろうが、初めてなら苦労は同じ。デメリットは、若いお母さんより体力が衰えている事。
あと、高齢だからこそ子供に「お母さん、老けてるから恥ずかしい」と将来言われないように、外見に気を使わざるを得ない事がメリットかな?
5.その他
高齢出産の方の体験談を読むと、子供嫌いの方って結構多いですね。
私も例に漏れず子供が嫌いだったので、自分で産むなんて思っても見なかったです。
しかし、産んでみると本当に可愛い?!!
出産前は「親ばかの人って本当にバカ」と思っていたけど、うちの娘は世界中で一番可愛いです(バカと呼んで下さい ^^;)。
子供を持たず、夫婦二人で人生を楽しく生きたいと言う考え方は、それはそれで、とても素敵な事だと思います。
でも折角女に生まれ、しかもそう言うチャンスに恵まれたのなら、出産、育児と言う経験をしてみるのも悪くない。
子育ては、大変で苦労も多いけれど、得るものはそれ以上だと思います。
毎日戦争で、子供と格闘の日々の連続ですが、新しい命を生み出せた事は、多分自分が死ぬ時に思い出す、人生で一番素敵な出来事でしょうね。
36歳直前のギリギリ35歳。3248グラムの女の子を出産。理由は、34歳で同棲したから(爆)。
母子手帳を貰いに役所に行った時、ついでに婚姻届も出しました。
ハッキリ言えば、出来ちゃった結婚って奴です。
2.出産の方法 分娩所要時間 出産の感想
普通分娩で産みました。
分娩所要時間は、母子手帳を見ると、約17時間50分と書いてある(本当か??)。
土曜日の朝、定期検診に行った際に入院と言われ、実際に出産したのが月曜日の昼。入院3日目の、超スローなお産でした。
検診に行った時点で、15分間隔での痛みがあり、予定日を過ぎていた事もあって、先生から入院を言い渡されました。
痛みはまだ耐えられる程度のものでしたが、すぐ産まれるだろうとタカを括っていたものの、翌日になっても子宮口が全く開かない状態。
分娩監視装置をつけてみると、その時点で陣痛は4?5分おきにちゃんと来ている。しかも結構強い陣痛で、かなりの痛さ。
しかし何故か子宮口は1センチも開いておらず、先生からは「取りあえず退院してもいいですよ」とか、看護婦さんからは「ゴロゴロ寝てばかりいるからお産が進まないのよ。裏の公園でも散歩していらっしゃい!」などと言うヒドイ事を言われ、半泣き状態に(4分おきに陣痛が来てるのに、のんびり公園なんか散歩できるかー!!)。
結局、お産が進まない事を理由に、半強制的に外出許可を与えられ、一旦自宅へ帰らされる事になりました。(腹が痛いので、何とか退院だけは勘弁して貰った)
夕方病院へ戻り、更に翌日の朝、やっぱり子宮口は2センチしか開いていないので、人工破膜と言う奴で、看護婦さんに手を突っ込まれて人工的に破水させられました。
すると、水のクッションが無くなった為、胎児の頭で子宮口が押し広げられ、どんどん子宮口が開き出し、あっと言う間に7センチ。
同時に激痛も急激に来て、『無痛分娩にして下さい?!!』と、のた打ち回り泣き叫ぶ中、その日の昼に出産となりました(結局看護婦さんに騙され、無痛にはして貰えなかった)。
正直な感想は、痛いので出産はもうイヤです(T_T)。
覚えている事と言えば、死ぬほどの激痛と、出産の時に看護婦さんに力いっぱいみぞおちの辺りを押された事。下から赤ちゃんも出るかもしれないが、口から内臓が飛び出そうで死にそうだった。 マジで、ヤメテ?!と叫びたかったっす。
会陰切開は、切られた感覚はありましたが、麻酔をされたのかどうかはわかりません。でも、痛くはなかった。それより抜糸の方が100倍痛かった!余りの痛さに、待合室まで聞こえる大声で泣き叫びました(マジ)。
私は入院3日目での出産だったので、入院した時に剃毛と浣腸されたのですが、剃毛はともかく、浣腸は出産前にもう一度かけて欲しかった……(この意味、察して下さいね…泣)。
3.出生前診断の有無 出生前診断についての考え
羊水検査をしました。
親戚の知り合いで羊水検査をした女性が二人いて、二人ともダウン症と診断された為、結局子供を産まなかったと言う話を聞き、親戚の方からも「お金にはかえられない」と言われ、病院で一応話を聞いてみる事に。
「染色体異常と判明した場合、中絶するんですか?」と言うような先生の言葉を予想し、それに対してどう答えていいのかわからないまま、取りあえずと言う感じで先生に羊水検査の話を聞いてみたのですが、予想に反して「ああ、検査できますよ」の一言だけで、ちょっと拍子抜け。
しかし「料金は10万円です」の言葉に、思わず「ほえ!?」と奇声を上げてしまった私。あまりの高額さに、震え声で「か、家族と相談を」と言い、そのまま走って自宅に帰りました。
これは、ちょっとボられてるのではないかと一瞬思いましたが、先生曰く、検査をアメリカの大学に出しているので、この金額になってしまうとの事。
結局、旦那と協議の結果、やはりお金にはかえられないと言う事で、羊水検査を受ける事に決めました。
院長の説明によると、不安要因があって(家族に染色体異常がある場合など)病院側から羊水検査を勧めた人でも、実際に染色体異常がある人は40人に一人くらいの割合だとか。
週数が進んだ方が危険が少ないと言う事で、実際に中絶できるギリギリの時期に検査結果が出る日程を組まれ、検査を受けました。
検査自体は15分程度だったけど、針を刺され、お腹の深い所に鈍くてかなり不快な痛みがある検査でした。
検査の時、モニターに映る胎児は相当激しく暴れていて、先生の一人がお腹の上から胎児を押さえていたのが印象に残っています。
私が緊張していたせいかもしれないけど、もしかしてお腹の胎児は、自分の身の危険を察知して暴れていたのかな?そう考えると、生きようとする命の強さって凄い。
出産を終えた今考える事は、羊水検査を受けた事を、私は将来この子に言う事が出来るのか?と言う事でした。
子供から「検査で異常があったら、私を産まなかったの?」と聞かれたら、どう答えて良いかわかりません。
出生前診断は、したい人はすればいいけど、今後、万が一間違って私が妊娠するような事があったら(あの痛さはもう味わいたくないので、取りあえず次は考えていませんが。T_T)、私はもう検査はしません。
縁あって私の所に来てくれた尊い命に、もう負い目を感じたくない。
どんな命でも、この世に産まれてくるだけの生命力に満ち溢れているのだったら、障害を持っていても頑張って生きて欲しいし、私もそんな命を大切に育てたいと感じました。
4.高齢出産のメリット、デメリット
メリットは、経済的に余裕がある事。子育て自体は、高齢だろうが若かろうが、初めてなら苦労は同じ。デメリットは、若いお母さんより体力が衰えている事。
あと、高齢だからこそ子供に「お母さん、老けてるから恥ずかしい」と将来言われないように、外見に気を使わざるを得ない事がメリットかな?
5.その他
高齢出産の方の体験談を読むと、子供嫌いの方って結構多いですね。
私も例に漏れず子供が嫌いだったので、自分で産むなんて思っても見なかったです。
しかし、産んでみると本当に可愛い?!!
出産前は「親ばかの人って本当にバカ」と思っていたけど、うちの娘は世界中で一番可愛いです(バカと呼んで下さい ^^;)。
子供を持たず、夫婦二人で人生を楽しく生きたいと言う考え方は、それはそれで、とても素敵な事だと思います。
でも折角女に生まれ、しかもそう言うチャンスに恵まれたのなら、出産、育児と言う経験をしてみるのも悪くない。
子育ては、大変で苦労も多いけれど、得るものはそれ以上だと思います。
毎日戦争で、子供と格闘の日々の連続ですが、新しい命を生み出せた事は、多分自分が死ぬ時に思い出す、人生で一番素敵な出来事でしょうね。
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