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No.70 R3さん 42歳

1.出産年齢  性別  高齢になった理由
42歳で女児を出産しました。
29歳で結婚しましたが、こどもを作る気は夫婦ともに全くなく、従ってこの年齢で出産(妊娠)したのは、ずばり避妊に失敗したからです。

2.出産の方法  分娩所要時間  出産の感想
陣痛促進剤を使った無痛分娩です。
陣痛促進剤を使うといっても計画出産ではなく、陣痛後子宮口の開き具合に応じて薬を投与するやり方です。
所要時間っていつからを言うのかな?分娩室に入ってから4時間ぐらいだったと思います。
確かに痛みはなくなりましたが、反対にいきめなくて、結局吸引分娩になりました。
子宮口が固く、陣痛自体もモニターの計測によると、1回の波が短かったようなので、麻酔をしなくても吸引分娩だったかもしれませんが、吸引すると言われたときは子供に申し訳けなくて、無痛にしたことを少し後悔しました。
出産についての感想ですが・・・特にありません。
私にとっては、出産を決意するまでが大変で、出産すると決めてからは、あとは粛々と・・・というかそういう心境だったからです。
あ?、でも高齢出産とは関係ないと思いますが、おっぱいは辛かった!
陣痛よりおっぱいの張る痛みの方がひどかった・・・と言ったら怒られるかな?
でも、助産婦さんも触るのを一瞬躊躇するくらいものすごく張って、でも乳腺も開いてない、子供も小さく産まれたので吸う力も弱くて、という状況で、おっぱいが破裂するんじゃないかと思うくらい痛かったので。
他の方もおっしゃっていますが、出産そのものは高齢だからというのはあまり関係ないと思います。
私の担当のDRの奥様も43歳で出産されたそうで、私の初診のときに、「出産するまで高齢だからといって心配することは、何もありません。ただ、出産後は大変ですよ?」と言われました。
まだ出産後の高齢ゆえの大変さは感じていないのですが、たぶんその通りだろうなと思います。

3.出生前診断の有無  出生前診断についての考え
妊娠16週のときに羊水検査を受けました。局部麻酔をしてお腹に針を刺して羊水を採ります。
採取そのものは5分くらいで終了しました。
子宮に針が刺さるとき、ずーんというか、どーんという重い感じがあって、行為そのものの重みを感じました。
出生前診断については、夫婦それぞれの決断が尊重されるべきだと考えます。
夫に「命を選別することになると思うけど、いいのかな?」と聞いたところ、「命の選別には間違いない。その責任は一生2人で背負っていこう」と言われて決断しました。

4.高齢出産のメリット、デメリット
メリットは「あらゆることに対してふてぶてしく対応できる」ということでしょうか?
私の性格にもよるのかもしれませんが(笑)、もっと若かったら、まわりのことやら、仕事のことやらでうだうだと迷ったり悩んだりめそめそしたりしていたと思います。
遊びも仕事もじゅうぶんやってきた、と思っているからか、今は子供に関すること以外「大したことないじゃない」と思えます(ビジネスパーソンとしては失格?)。
ふてぶてしさの最たるものは、通勤電車の優先席の前で、「妊娠中なので譲っていただけませんか?」と言い、堂々と座っていたこと。
若い人は、バッジなんかをつけたりして苦労されてるみたいだけど、「席を譲れと言うぐらい、大したことないじゃない」と思っていました。

5.その他
妊娠に混乱しているときに、こちらに掲載されているたくさんの高齢出産された方々のレポートが、大変参考になりました。
お一人お一人の重い決断と事実がそのまま述べられていて、他の掲示板などにありがちな、「産めよ、産むべき?」といった話もなく、冷静に自分で決断できました。
ありがとうございました。
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